Montag, August 14, 2006

オタクの近況報告


近況報告系。ごぶさたしてます。とりあえず生きてる証拠に。

ウニのあとどうしていたかというと、まず江ノ島に行ってきた。個人的にはありえない。オタクと海・太陽。これほど相性の悪いものがあろうか?!なにしろ、横浜に住んでいながらこれまで行ったことなかったぐらいだからね!

合宿で知り合ったどさん子が観光をするというので初めてのくせにガイドぶって付いていってテキトーに歩き回った。ビーチにいる人々、やっぱ人種ちがう。ものすごい違和感を抱きつつ、外国に来たつもりでうろうろしていると、それはそれでなんだか無性に楽しい。

男二人で無目的に歩いていると、なにやらロードムービーじみた郷愁まで漂ってくるではないか。夕方頃なんかだんだん涼しくなってきて、海の夕焼けが見えたりして、映画っぽい。駅で、「じゃあ、また」とか言って手を振ってあっさり別れたりするのもなんだか映画っぽい。

そのあと遊びすぎたので勉強のつもりで本を何冊か読んだりして、哲学ぶってみようと「希臘哲学史―ソクラテス以前の哲学者たち」など読んで、自分の記憶間違いに唖然。アナクシマンドロスとアナクシメネスとアナクサゴラスがごっちゃになってる…。ああ、恥づかしい。感想としては、古代の人たちの思考って「でっかい」。

自然哲学とか言われてるけど、もう理系とか文系とかそういう以前の探求なわけで、泣くほどわずかなデータから観察しただけなのになぜここまで真理に近づけるのか彼らは。たぶん暇だったから。暇っていうのは立派なことだと思う。お金とか多分関係ない。

グラスの "Kopfgeburten, oder die Deutschen sterben aus"を読んでみたり(ところでこれなんて訳されてるのかな?「頭脳の産物」?「頭から生まれ出でたもの」?「あるいはドイツ人は絶滅する」ってひどいタイトル。翻訳ないのか…)、「ドイツロマン主義とナチズム」とか読んで、寝てしまったり。へーこれが有名な「遅れて来た国民」だったのかタイトル違うじゃん、と読み終わって気づく。ルターの責任は重いかもね。福音教会とはなんだったのか…。ロマン主義とは世俗宗教だったのか。考えすぎ、そして飽きてオタクな趣味に励んでみたり。

趣味とは、そうコンピュータ解剖。いろいろ調べた結果、老兵は死なず、ただマスターブートレコードがいかれるのみ、ということが分かり、ぼろVAIO復活!さっさとコスタリカの独自ドメインを買って自宅サーバーを作らねば!とりあえず出たばかりのFreespireをインストールしてみたところ所詮老兵は老兵、起動まで3分以上かかるというかわいそうな人に。デュアルブートだからいけないのでしょうか。Windows Meをノスタルジックな理由で残したのが悪かったのでしょうか。

そしてFrau DからいただいたiMac(Rev.3のスロットイン型(ただしCD-ROMドライブ!)だよ~!(懐)これでウチはWindowsとLinuxとMac、三種制覇ということに)、こいつの333メガヘルツというクロックをなんとかしてやりたい。これではやっぱり06年のネットに対応するのは正直きつい。重いページ見るとすぐ止まっちゃう。Operaの新しいのがなぜかインストールできないし。ブラウジングくらいはできるようにしてやりたい。今メインで使ってるDELLのDIMENSIONなんか3.2ギガですよ?7年で10倍違うってすごいよね。それで例によってこのiMacもとりあえずバラす。やっぱマックは設計がかっこいいなぁ、とよく分かってないくせにマザーボードの配置に見とれてみたり。6ギガのハードディスクに呆れてみたり。いただきものだから、改造するにしても原型を活かしたいんだよね。と思い、同じタイプのマザーボードでもっと速いクロックのものはないかと探して見つけたのはHarmoni500/G3。これ300ドルもするのはどういうわけ?しかもドルかよ。却下だ!で、同じCRTディスプレイの一体型iMacの後期型を買ってその中身を移植するのはどうか、と考え付く。こういうときはヤフオクだよねやっぱ。とはいえ先月カード使いすぎてやばいのでなるべく安いものを。そう思いながら探すとウチのと同じRev.3を3000円で売ってる奴がいたりして、虫の良い値段付けに買いもしないうちから腹がたつ。他を見てみるとクロックは700メガヘルツで60ギガのハードディスクも付いててしかもDVDドライブに換装済みという、いわばフルチューンのiMacがわずか2000円で売られているではないか。これは買いだ、と思った瞬間正気に返った。

普通に買ったまま使ったほうが早いだろ、と。

改造オタクは結局無駄遣い。っていうか次元低いの分かってるんだけどね。

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