ヘイドン・ホワイト『歴史における物語性の価値』(W.J.T.ミッチェル『物語について』平凡社・1987)
http://www.kanazawa-bidai.ac.jp/~hangyo/umezu/hyoryu/index.htm
さて、本題。『漂流教室』は、語りで始まる。
誰から誰に対する、何時の時点で語られたもの
なのであろうか。
人の生きることと死ぬこととは、最大のドラマです。それを、直接に持ってきてそのままポイと投出すだけで、感動的な話はいくらでも作れます。そして、人間としてふつうの感情を持つならば、必ず感動するものなのです。それはたぶん、「人間」という(観念が成立するかぎりにおいて)、アキレス腱というか臍の緒というか、首根っこというか……、そこをつかまれて感動しないヤツはいませんよ。
Keine Kommentare:
Kommentar veröffentlichen